2023.07.07

謎の数字“S.721”とは?
初夏のドイツからレポートです。

新造客船の最新情報を発信する“A-TIMES”。
第2回目は“S.721”という数字についてお届けします。

日本の皆様お元気ですか? 新造客船の造船所があるここパペンブルクはドイツ北部の街。
前回のレポート「現地駐在オフィス開所式」では5月半ばの初夏とはいえ上着がいる肌寒い気候でしたが、最近は日差しも強くなり日中は汗ばむほどの陽気となっています。日を追うごとに日照時間は長くなり、人々は屋外に出て陽光と緑と水辺をわたる爽やかな風を楽しんでいます。駐在オフィスの窓からも造船所越しの美しい緑が眺められ・・・あれっ? そのオフィス内で“S.721”と記されたグッズを発見。この数字は何?

「セブン・トゥー・ワン」それが造船所内で
呼ばれている新造客船の名前です。

もうお解りですよね。“S.721”は郵船クルーズの新造客船の船舶プロジェクト番号です。「S」はドイツ語でShipを表す「Schiff」の頭文字。マイヤー べルフト造船所で最初に建造された船舶プロジェクト番号は1で、以降すべての船舶には年代順に番号が付けられています。造船契約が締結した時点で確定し、契約書にも記載されています。現地駐在オフィスの社員と、造船所スタッフとのやりとりは(Sは略して)「セブン・トゥー・ワン」の呼称で行われ、建造途中で正式に船名が決まっても造船所では船の引き渡しまでは船舶プロジェクト番号が使われます。「ラッキーセブンが入っていて、しかも7の倍数という番号が気に入っている」というプロジェクトメンバーの声も。造船所では過去に造った船も番号で呼ぶようで「S.711」 (セブン・イレブン)という船が話題にのぼった時には「最初はコンビニのことかと思った」そうです。慣れないことから、時にユニークなエピソードが生まれますね。 写真は現地駐在オフィスの開所式で配られた枡とステッカー。“S.721”がデザインされています。

船舶プロジェクト番号の名残が
飛鳥Ⅱにもありました。

飛鳥のパブリックスペースに船舶プロジェクト番号が記載された銘板があります(ご乗船された際には探してみてください)。SHIP NO. A-2100という文字が見えます。造船時にはこの番号がこの船の呼称だったんですね。その番号の名残が、社交ダンスや各種イベントが開催される「クラブ2100」です。 ご存知の方は少ない“飛鳥トリビア”かもしれません。さて、新造客船には“S.721”の名前は残るのか? 残らないのか? いずれにしても就航が待ち遠しいですね。

第2回目の “A-TIMES”いかがでしたか? これからも新造客船の最新ニュース、楽しいレポートをお送りしますので、どうぞお楽しみに! そして、毎月新造客船のクイズに答えると応募できるプレゼント企画もご用意しています。 ふるってご応募ください。それではまた!Mach’s gut!

 

A-TIMES 第1回で紹介した「ドイツ駐在オフィス開所式」の様子が動画になりました。こちらもお楽しみください。

2025年の就航に向けて一緒に盛り上がりましょう!

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