2024.11.26

〜創造力を船出させよう〜
インクルーシブなアート空間。

「飛鳥」の最新情報を発信する“A-TIMES”。
第18回目は「飛鳥」のアート公募展をご紹介。

「飛鳥」ではご乗船されるお客様にここでしか出会えない“最幸な時間”をお過ごしいただくために、空間演出にもこだわり取り組んでいます。多種多様な作品で、船内をインクルーシブなアート空間にする目的で実施した今回のアート公募展。テーマは「日本の四季を旅する」〜あなたの地域の自然の風景〜。私たちの想像を超える多様な作品が、年齢は3歳から90歳代まで、全国47都道府県から約2300もの作品をご応募いただきました。

作品の審査は、日本のアート界を牽引する存在であり、飛鳥クルーズとのご縁も深い画家・工芸作家・写真家の方々による審査会において実施。審査員の方々は「これほどまでにジャンルも手法も幅広い公募展は経験がない」「多様な応募者に共通するのは、未来を目指しているということ」「想像以上にクオリティの高い作品が集まっていた」「創作された人の人生がうかがえて、審査はとても難しかった」と講評されていました。審査をお手伝いした私たちスタッフも、素晴らしい作品の数々に出会うことができ、アートの幅広い世界を知る貴重な経験となりました。

審査風景

平松礼二氏
フランス芸術文化勲章・シュヴァリエ受勲

土屋禮一氏
日本藝術院会員

田村能里子氏
洋画家・壁画家

室瀬和美氏
重要無形文化財「蒔絵」保持者

中村庸夫氏
海洋写真家

小山薫堂氏
飛鳥クルーズアンバサダー

審査員左から 平松氏、室瀬氏、田村氏、土屋氏、中村氏、小山氏
※千住博氏は別日に審査いただきました。

グランプリ作品

「夜へと誘う」木村直広氏(新潟県)

グランプリ受賞者の木村直広氏にグランプリを受賞されたお気持ちと作品への想いをお伺いしましたのでご紹介します。

グランプリを受賞できたことに、驚きと感激の思いでいっぱいです。まるで夢のようで、まだ信じられない気持ちです。夕焼け空を魚が泳ぐというのは現実ではあり得ないことですが、絵だからこそ可能な表現だと思い描きました。特にこだわった点は色のグラデーション。日本画材である岩絵具や箔を用いて描いているため、光の当たり方によって見え方が少し変わりますので、ぜひ間近でご覧いただければと思います。
自分の作品が「飛鳥」で世界中を旅することは、非常に光栄で感動しています。私の作品が多くの方々に見られる機会を得ることができ、とても嬉しく思います。この作品を通じて、少しでも日常から解放され、心の休息を感じていただければ幸いです。また、船旅の途中で夕焼けに出会う際には、私の絵を思い出していただけたら嬉しく思いますし、作品が異なる文化や風景の中で新たな価値を見出されることを楽しみにしています。

準グランプリ作品

「万華鏡/秋」川田隆夫氏(東京都)

「塩竈港祭り」成田真梨菜氏(宮城県)

「陽の沈む頃」髙田トシアキ氏(広島県)写真

この他の入賞・入選作品もご紹介しています。ぜひご覧ください。

 

「小さな葉っぱの上に広がる優しい世界」
葉っぱ切り絵アーティスト、リト氏の作品が「飛鳥Ⅲ」を飾ります。

第17回目でご紹介した「スタジオA3」はエアリアルヨガなどウェルネスを重視したプログラムのほか、アート関連の教室やワークショップなどバラエティー豊かなプログラムを開催する予定です。そんな知的好奇心が満たされる空間を彩っていただくために、小さな葉っぱの中に優しい世界を作り上げる切り絵作家リト氏に制作を依頼いたしました。

一枚の葉っぱの上に広がる優しい世界

「スタジオA3」(11デッキ)に展示予定

葉っぱに動物などユーモラスな世界を切り描くきっかけをリト氏にお話をお伺いしました。

初期は自分の作りたいものや切り絵技術を見せるための緻密なものを多く制作していました。ただ、それだけではなかなか注目してもらえず色々と試行錯誤をしていく中で、可愛い動物たちのお話にしたら皆が喜んでくれました。自分の作品をこちらからどう見てほしいというよりも、葉っぱの中の物語を皆さんに自由に想像を膨らませながら楽しんでほしいと考えています。そのため、作品にはあえて説明はつけず、タイトルのみとしています。

リト@葉っぱ切り絵
葉っぱ切り絵アーティスト。自身のADHDによる偏った集中力やこだわりを前向きに生かすために2020年より独学で制作をスタート。SNSに毎日のように投稿する葉っぱ切り絵が注目を集める。「情熱大陸」(MBS/TBS系)、「徹子の部屋」(テレビ朝日)、「あさイチ」(NHK)といったTV番組や新聞など国内メディアで続々と紹介されるほか、世界各国のネットメディアでも、驚きをもって取り上げられる。作品集『いつでも君のそばにいる 小さなちいさな優しい世界』『葉っぱ切り絵絵本 素敵な空が見えるよ、明日もきっと』、初のストーリー絵本『まねっこカメレオン』(いずれも講談社)ほかが反響を呼ぶ。全国各地にて展覧会を開催するほか、2024年個人美術館「LITO LEAF ART MUSEUM FUKUSHIMA」がオープン。

リト氏は定期的にご自身のInstagramに作品を投稿されており、「飛鳥」の作品も完成後投稿してくださるとのこと。「飛鳥」のためにどんな作品を、どんな世界を切り出してくれるのか。楽しみですね。
リト氏のInstagramをフォローして、いち早く「飛鳥」の作品を見つけてみてはいかがでしょうか。
公式アカウントはこちら→https://www.instagram.com/lito_leafart/

 

第18回目のA-TIMESはいかがでしたか?多種多様なアート作品の数々が「飛鳥」に展示される日が楽しみですね。さて、今月もクイズに答えると応募できるプレゼント企画をご用意しています。ふるってご応募ください。それではまた! Mach’s gut!

2025年の就航に向けて一緒に盛り上がりましょう!

My ASUKA CLUB
会員様向けプレゼント

My ASUKA CLUBは2歳以上の方であれば
どなたでもご登録いただけます(入会金・年会費無料)。

11月のプレゼント
マイヤー ベルフト
オリジナル マグカップ 5名様

クイズ正解者の中から抽選で5名様に
マイヤー ベルフト オリジナルのマグカップをお贈りします。
ふるってご応募ください!

クイズ正解者の中から抽選で5名様に
マイヤー ベルフト オリジナルのマグカップをお贈りします。
ふるってご応募ください!

応募フォームはメールマガジンまたは
My ASUKA CLUBサイト内お知らせをご確認ください。

応募期間: 2024年12月8日(日)まで
※当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。
My ASUKA CLUBはこちら (ログイン/新規登録)